ちょっと列車で１日散歩

ちょっと列車で１日散歩

札幌～えりも岬ワンマン列車の旅＜２＞（１９９８・９・１２曇）

・様似―＞えりも岬
	１３時４０分、様似に到着。様似からはＪＲ北海道バスに乗り、岬へ。駅の中にあるバスの切符売場で、１日散歩きっぷを係りに見せ、様似とえりも岬までの往復割引きっぷを買う。通常は往復２６００円かかるが、このきっぷだと１５００円で往復でき、しかも、えりも岬にある風の館の受付で、これを見せると入館料が１００円引きになる。バス停に行くと、数人の人が待っていた。おばあちゃんの家に行くのだろうか、小学生の女の子と、その妹が少し不安そうにバスを
待っていた。１４時ちょうどにバスは発車。えりも岬まではここからもう５０分かかる。窓の外を眺めていると、列車の時と同様に昆布を干している風景が見え、磯の香りが漂ってきた。さっきの女の子たちは、バスに乗っても不安そうで、バスの運転手に何度も、自分たちが行くところに停車するかどうか聞いていた。えりも岬に近づくにつれ外は霧が出てきた。心の中でこれ以上きりは出るなと祈りつつ、じっと外を眺めていると天気は少しだけ回復。（願いが通じたか？）まぁまぁの天気になった頃、バスはえりも岬の到着した。

・様似―＞えりも岬

１３時４０分、様似に到着。様似からはＪＲ北海道バスに乗り、

岬へ。駅の中にあるバスの切符売場で、１日散歩きっぷを係りに見せ、

様似とえりも岬までの往復割引きっぷを買う。通常は往復２６００円

かかるが、このきっぷだと１５００円で往復でき、しかも、えりも

岬にある風の館の受付で、これを見せると入館料が１００円

引きになる。

バス停に行くと、数人の人が待っていた。おばあちゃんの家に

行くのだろうか、小学生の女の子と、その妹が少し不安そうにバスを

待っていた。１４時ちょうどにバスは発車。えりも岬まではここからもう５０分かかる。窓の外を眺めていると、列車の時と

同様に昆布を干している風景が見え、磯の香りが漂ってきた。さっきの女の子たちは、バスに乗っても不安そうで、

バスの運転手に何度も、自分たちが行くところに停車するかどうか聞いていた。えりも岬に近づくにつれ外は霧が出てきた。

心の中でこれ以上きりは出るなと祈りつつ、じっと外を眺めていると天気は少しだけ回復。（願いが通じたか？）

まぁまぁの天気になった頃、バスはえりも岬の到着した。

・えりも岬
天気が良くなったとは言え、曇りは曇り。水平線が雲でかすんでしまっており、少し残念である。私はまず「風の館」を見学する事に。入館料４００円(通常５００円)を払い中へ。風速２４ｍ／ｓが体験できる体験室や、えりも岬近辺を「風」と言うテーマで紹介するシアター、風や気流についての展示品があり、えりも岬の景色に飽きたらここで、風の知識を得るのもいいかもしれない。

	（風速２４ｍ／ｓの風は、さすがに息が詰まりそうだった）
風の館を一通り見た後、展望台へ。日がうっすらと照り、それなりの景色は楽しむ事が出来た。あざらしの姿が見える時もあるそうだが、私が見た時はあざらしの姿は見えなかった。（前に来た時も見えなかった）どうやら、あざらしに嫌われているようである。しかし、広々とした海の景色を見るのは、気持ちのいいものである。

（森進一の襟裳岬の歌碑）	（島倉千代子の襟裳岬の歌碑）

気持ちのいい景色を見ると、何ともお腹が減ってくるもので、私は食堂へ。何を頼も

うかとメニューを見ていると、「えりも定食」と言うのがあった。頼もうと思ったが、

値段を見て今回は遠慮する事に。同じ「えりも」とついたラーメン「えりもラーメン」

を頼む事にした。それに付け加え、えりもの地ビール「えりもビール」も１本頼み、

少し早めの夕食を取る事にした。ラーメンは、つぶや海草（ワカメだったかな？）が

入っていて結構おいしかった。地ビールの方も、喉ごしがすっきりしていて軽い感じ

で飲みやすかった。

	遊んでいる時の２時間半は時間が経つのが早いもので、夕食を食べてその辺を見て歩いている内に、帰りのバスの時間になってしまった。日も暮れて、辺りはすっかり薄暗くなっていた。後は、列車に乗り来た道は戻るだけである。（１９９８・９・１２）