高倉健主演の映画｢鉄道員(ぽっぽや)｣の舞台となった"幌舞駅"こと幾寅駅
｢北の国から｣の舞台で知られる富良野、そして富良野に代表される花「ラベンダー」
今回はこれらの地を訪ねた。

・札幌－＞富良野 リゾート特急「フラノラベンダーエクスプレス」

９時１１分、少し曇空の札幌駅。 札幌から富良野までは、リゾート特急「フラノラベンダーエクスプレ ス」が運行されている。これに乗り、一気に富良野へ向かった。 札幌から富良野までは、およそ２時間かかる。祝日の為か、車内 は観光客でほぼ満席だった。そんな中、私はこれから美瑛に向かう という、バスガイドさんの隣に座った。美瑛で本州から来た お客さんをバスに乗せ、富良野などに見学した後、天人峡温泉に 行くらしい。「今日は温泉でゆっくりできる」と喜んでいた。 全長８ｋｍにも及ぶトンネルを抜けると、列車はまもなく 富良野に着いた。

フラノラベンダーエクスプレス（左） 快速列車「ぽっぽや号」（右）	「ぽっぽや号」の終点は幾寅（幌舞）の次、「落合」です。

・富良野－＞幌舞（幾寅）－＞富良野 快速「ぽっぽや号」
富良野からは映画「鉄道員（ぽっぽや）」の撮影で使用された、”キハ１２ ２３”快速「ぽっぽや号」
に乗り、ロケ地「幌舞」こと幾寅に向かった。

キハ１２ ２３
”キハ１２ ２３”は”キハ４０”を「鉄道員（ぽっぽや）」の撮影用に改造したもの。 実際の”キハ１２”は北海道向け専用列車として、昭和３１年から３２年にかけて２２両製造され、 昭和５５年までに全車が第一線を引退した。映画で使用されたこの”キハ１２”は２３両目に当たる ところから、"キハ１２ ２３”と命名された。（ぽっぽや号車内ポスターより）

ぽっぽや号も満席とまではいかないまでも、結構混んでいた。窓を 全開にし、夏の風を顔で受けながら景色を眺めていると、山や川、 空がくっきりとした色で目を楽しませてくれた。車内には「鉄道員 （ぽっぽや）」出演者のサインなども飾られており、また車内に 設置されたテレビでは、撮影中の風景が紹介されていた。 幾寅駅は前述した通り、鉄道員（ぽっぽや）のロケ地になった駅。 今でもロケで使用した建物がそのまま残っていて、映画の中で 志村けんが飲んだくれていた「だるま食堂」もそのまま残っていた。 また、駅舎もそのままになっており「幌舞駅」で記念撮影も出来る。 幌舞駅の隣には、鉄道員（ぽっぽや）の記念展示場も有り、撮影で 使った小道具とかが置いてあり、こちらも自由に見るとこが出来る。 一通り見学した後、また「ぽっぽや号」に乗り富良野まで戻った。