朝早い８時４０分。新千歳空港は少し曇っていた。
さっそく搭乗口から待合室の中へ入ると、
５２便は我々が乗ってくるのを待っていた。
９時頃に改札が始まった。土曜日の朝だから、あまり混んでいない
だろうと思っていたが、席は満席に近いぐらい埋まっていた。
東京までおよそ１時間。通路側の席だった私は、
音楽を聴いたり、新聞を読んだりして時間をつぶした。
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今日は全日空の「往復特割」を使い、東京まで往復する。 朝早い８時４０分。新千歳空港は少し曇っていた。 さっそく搭乗口から待合室の中へ入ると、 ５２便は我々が乗ってくるのを待っていた。 ９時頃に改札が始まった。土曜日の朝だから、あまり混んでいない だろうと思っていたが、席は満席に近いぐらい埋まっていた。 東京までおよそ１時間。通路側の席だった私は、 音楽を聴いたり、新聞を読んだりして時間をつぶした。 |
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飛行機は定刻通り羽田空港についた。 逆流防止ドアや警備員が配置され、ハイジャック防止策 進んでいた。羽田からはモノレールを使い、浜松町へ向かった。 モノレールは地上から発車するものと思っていた私は、 地下から発車すると知って少しびっくりした。 また、地上ばかり走っているものだと思っていたが、 地下に出たりは行ったりしていたので、モノレール初体験の 私にとっては新発見だった（田舎者の証拠かな？） |
| 一番前の席から、地上を眺めていると５００系新幹線とすれ違った。浜松町についた私は、 そこから山手線に乗り換え秋葉原に向かった。「交通博物館」へ行く為だ。秋葉原方面へ行く電車はすぐ来たが、 ホームに止まってもなかなかドアが開かず、待っているといきなりバックし始めた。 どうやら止まる位置を行き過ぎたらしい。中に入って運転席を見てみると新人運転手が、ベテランの運転手 らしき人に、いろいろ教えてもらっていた。 | |
緑の部分にカーソルを合せると写真を表示します。 
 
 
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交通博物館は秋葉原駅から５,６分のところにあり 入口では ＳＬ「Ｄ５１」と新幹線の０系車両の先頭部分 が飾られていた。 交通博物館は１階は鉄道、２階は船や車、３階には飛行機に関係する資料 や模型などがあり、交通の昔から現在に至るまでの変化を知る事が出来る。 １階の鉄道関係の展示場には、実物と同じ運転台を使った山手線や 東海道新幹線の運転シミュレーター があり、子供から大人まで楽しんでいた。 （私も、新幹線のシミュレータでＡＴＣの運転を楽しんできました。） また、屋外には北海道で初めて走った ＳＬ「弁慶号」や 客車「開拓史号」 が、屋内の天井には日本で初めて飛んだ 飛行機「アンリ・ファルマン」 も展示してあり、昔の乗り物を直に見る事が出来た。 その他にも、 東海道新幹線で使っていたＣＴＣ（列車の位置を表示する装置） 鉄道用の信号機、 飛行機のスチュワーデスの制服、 青函連絡船の模型、 ＳＬのプレート、 パタパタ式の発車時刻表示機、 鉄道模型（Ｎゲージ） 昔の船の模型が展示されていた。 |
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交通博物館を見終わり、東京駅についたのは２時頃だった。 駅には１４：４０分頃から０系出発式の準備の為に、一時閉鎖 すると書いたポスターがあった。近くにいた駅員に閉鎖が解除 になるのは何時か聞くと、もう既に並んでいる人がいると 言われた。「２時間も前なのにもう？！」と思いながら私も入場券を買い 中に入ってみると３,４０人の人が既に並んでいた。大人から子供までが 立派なカメラを片手に並んでいた。 そして待つ事２時間。４時少し前になると係りの人によって１５番ホーム に案内された。前から３,４０人くらいのところに並んでいた私は内心 「これだったら出発式の写真何とか撮れる」と思いホーム出でたが、 考えが甘かった。我々より先に案内されていた０系の”乗客”とマスコミ 関係者に前を陣取られ、とても出発式の写真なんか撮れる様子では なかった。ホームには２０００人ぐらいの人がいたと思う。 そんな状況の中、１６時過ぎに０系車両がホームに東京駅最後の入線。 人と人の隙間から何とか入線の様子を撮ると、私は線路を挟んで向かい 側のホームに移動。しかし、そこもアマチュアカメラマンでいっぱい だったが、何とか良い位置を確保する事が出来た。 |
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| そして１６時３１分。０系車両は汽笛を高々に鳴らし東京駅を後にした。 たくさんの人のたくさんの思い出を乗せて・・・ | 
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